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「扉の向こう」番外編”過去の扉”後編のネタバレ!幸子を殺した犯人が分かる…!?

「扉の向こう」とは?

「扉の向こう」とは、日本テレビ系放送されていた、「あなたの番です」のスピンオフ作品。

Huluの完全オリジナル作品で、視聴はHuluでしかできないようになっています。

地上波での放送はないため、重要なことは描かれない…と思っていたのですが、物語のカギとなりそうなシーンが盛りだくさんなんです!

そして今回はなんと、黒幕である黒島の重要な情報が描かれており、あなたの番ですを観ていた人には超重要な作品でした。

Huluでのみの配信となりますので、見たい方はまずHuluの無料お試し期間をチェックしてくださいね。

 

 

「扉の向こう」番外編”過去の扉”後編

これまでの「扉の向こう」では、本編では描き切れなかった住人たちの姿が描かれていました。

今回は最終回後の放送ということで、「あなたの番です」本編で黒幕として捕まった黒島の過去について描かれています。

 

前編では黒島が自分は人と違うんだということに苦しんでいる様子が描かれていましたが、後編ではそこから黒島がどう変わっていったのかがわかるようになっています。

本編に繋がりそうな、重要なシーンもありましたよ…!

 

 

ネタバレ・考察開始!

では早速、9月15日に公開された「扉の向こう」番外編”過去の扉”後編のネタバレ・考察を進めていきます。

ネタバレが嫌な方は、Huluで「扉の向こう」を視聴してから読むようにしてくださいね!

 

 

”普通”という暴力

黒島は両親から”普通”に育つことを求められてきました。

それが、”普通”でない黒島にとっては暴力に等しいものだったと言っています。

 

数学好きの理由は…

数学の難問を解いている間は、落ち着いていられるという黒島。

自分の中で形にならないもやもやとしたものと戦う黒島は、はっきりと答えの出る数学に対して魅力を感じていたようです。

高校の頃から難しそうな数式を黙々と解いていました。

 

内山との出会い

黒島と内山は、いじめられている内山を黒島が助けたことで出会ったようです。

黒島はいじめられている人を助けることが”普通”であると思い、助けたそう。

助けられた内山は、どうして助けてくれたのか不思議そうでしたが、ここから内山のストーキングが始まります。

 

黒島の妄想

黒島は家庭教師の松井に勉強を教えてもらいながら、残酷な妄想を頭の中で繰り返します。

何度も松井のことを脳内で痛めつけているのです。

気を紛らわそうと数式を解き始めるのですが、無意識に松井に近づいてしまい、謝りながら外に飛び出します。

 

ほのかちゃんとの出会い

家を飛び出した黒島。この日は台風で、大雨が降っていました。

傘も差さずに歩いていると、雨宿りをしているほのかちゃんに出会います。

疲れたというほのかちゃんを、近くにあった小屋に連れていく黒島。

この時点では、黒島はほのかちゃんに害を加えるつもりはなさそうでした。

 

「変なの」

ほのかちゃんと小屋で2人きりになった黒島。

変な気を起こさないよう、近くにあった紙に数式を連ねるのですが、ほのかちゃんはシャーペンを奪うと、絵しりとりを始めます。

数式を書く術を失い、自分をコントロールできなくなってきた黒島は、それに対して反応することができません。

すると、そんな黒島を見たほのかちゃんが「変なの」と呟くんです。

この言葉を皮切りに、黒島は楽しいことをしようと言い、凶器になりそうなものを集めだします。

 

次の瞬間、小屋から出てきた黒島は、血しぶきを浴びていました。

しかも、その顔は笑っていたんです…。

 

2年後、松井とデート

家庭教師と生徒の関係を続けていたのか、付き合っていたのかはわかりませんが…。

黒島と松井は2人で海に来ていました。

そこで黒島は、2年前の豪雨の日のことを話しだします。

私ね、女の子を殺した」という黒島に対し、言うな、やめろと言う松井。

 

死体を笑わせる理由

本編で黒島が犯した殺人は、すべて口元が笑っていました。

そして、ほのかちゃんも。その理由が、今回で明かされています。

 

黒島は殺人をしているときにしか楽しいと感じられない人間なのです。

殺される側の人間が楽しいわけないのですが、それに対して疑問を持つ黒島。

楽しそうじゃないほのかちゃんに対し、殺した後に口元をぐっと上げて、「やっと笑ってくれた」と言っていました。

 

松井の死亡事故は…

2年間”普通”に生きてこれたという黒島。

しかし、この2年間は全然楽しくなかった、ほのかちゃんを殺したときしか楽しくなかったと話します。

殺害を自白する黒島に対して、「狂ってる」「自首して罪を償え」という松井。

黒島は「一人殺したくらいじゃ死刑にならん」と言って、松井と一緒に海に落ちていきました。

この事故で黒島も一緒に死ぬ気だったのでしょうが、黒島だけ生き残ってしまいます

 

ラッキーデー殺人の始まり?

黒島が目を覚ますと、病室には内山がお見舞いに来ていました。

おどおどとする内山に対し、今までになく強気な態度で話しかける黒島。

自分だけ生き残ったと知った黒島に対し、内山は牡羊座の占いを差し出し、事故の日がラッキーデーであったことを伝えます。

ここから、黒島がラッキーデーに殺人をするようになったのかもしれませんね。

 

内山が笑っている理由

自分のストーカーである内山に対し、興味を持つ黒島。

本当の私が知りたいかと聞き、近づいてきた内山の首を絞めるのですが、内山は苦しみながら「大丈夫です」と言います。

黒島のせいで自分の命がなくなっても大丈夫だと言っているのです。

そんな内山に、惜しい、素質はある、しかし理想には程遠いと話します。

そして、内山の口元に手を当てると、私がこれからやることを笑って見ていてと言うのです。

この時から内山は、あの不気味な笑顔を続けていたんですね…。

ここで黒島の高校時代の回想は終わります。

 

自殺しようとしていた南

場面は翔太と南が話しているシーンに戻ります。

黒島はただ狂っていた、というだけでは納得ができないという南。

南は家にあるものを全て処分して、命を絶つつもりのようでした。

しかし、それを見抜いた翔太が必死に南を説得し、南は涙を流すのです。

 

苦しむ二階堂

黒島のことを消したくても消せないと悩む二階堂。

そこに翔太がやってきて、無理に消す必要はないと諭します。

AI菜奈ちゃんが二階堂の修士論文のために作られたものだということも、ここで明かされていました(笑)。

 

ポーク南蛮

菜奈と翔太の会話で出てきた”ポーク南蛮”。

翔太が作り、食べている様子が描かれています。

菜奈と食べたかったはずなのに、そして一人で寂しいはずなのに、翔太は笑っていました。

 

総一が…!?

今まで黒島が語り手であるように進んできたストーリー。

しかし、それは黒島が語っていたのではなく、手紙をつづっていたのです。

そのあて先は総一。本編で総一にあげていた本の中に、その手紙は挟まれていました。

手紙の最後の一文は、「次は、あなたの番です」。

それを読んだ総一は、にやりと口角を上げています…。

 

”過去の扉”後編を見た感想

終わり方がとても秀逸。やはり謎を残した形で終わるわけですね。

もしこれが本編に繋がっているとしたら、幸子が殺されたのは総一が出所した後で、黒島の意志を継いだ総一の犯行…と考えるのが1番わかりやすいのでしょうか。

黒島は刑務所の中でも笑っていました。きっと捕まって、長い年月を経たとしても、黒島の殺人に対する欲望は消えることはないのだと思います。

となると、総一の「人をが死ぬ姿を見てみたい」という欲求も、留まることはないと示唆しているのではないでしょうか。

一度捕まって反省したかのように見えて、犯行の機会をうかがっているのかもしれません。

 

幸子の謎がはっきり解明されるかと思っていましたが、思っていたよりもふわっと終わってしまいました…。

少しモヤモヤしたものが残っているのですが、このモヤモヤを晴らしてくれる機会は来るのでしょうか。

これにて一件落着なの…!?

もしまた追加で情報が出た場合は、随時WOMAGAZINEでお知らせしていきますね!

 

視聴はHuluで!

「扉の向こう」を視聴するには、Huluに登録をする必要があります。

Huluには14日間のお試し期間が用意されているので、まずは無料で試してみるといいかもしれません。

「扉の向こう」は1話20分程度なので、2週間もあれば今までのストーリーをすべて確認できるのではないでしょうか。

本家である「あなたの番です」の見逃し配信も行っているので、あなたの番ですファンの方はぜひ登録してみるといいと思いますよ♪

 

 

過去のネタバレ・考察はこちら

                 

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