【官能小説】ドS彼氏に私のカラダは正直すぎる…!絡みつく愛が止まらない! -第8話-

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「んふぅ……。はぁん……。んぁ……」

瞬士に見上げられるだけでも、気恥ずかしい。たまらず視線をそらすと、彼の優しい声が聞こえてきた。

「感じてる佳乃子の顔、本当に可愛い。お前の好きに動いていいから」

「はぅん……。あん……」

お尻を持ち上げた瞬士は、まるで誘導するように屹立を上下に動かしてくる。私もそのタイミングに合わせながら、腰を動かした。

「はぁん……。んふぅ……。ああん……」

ぐちゅぐちゅと、いやらしい音が立つのは、私の蜜が溢れ出てくるから。瞬士とセックスをしていると、枯れることを知らないみたい。

「上手じゃないか。じゃあ、ご褒美に、もっと気持ちよくさせてあげるよ」

瞬士は、ブラウスのボタンを外すと、それを脱がせた。パサッと音を立てて、服が床に落ちていく。そして、ブラジャーも取った瞬士は、それも無造作に手から離した。

「やぁん……。裸にさせるの?」

彼のほうは、ズボンをずらしているだけだというのに。

「そのほうが、綺麗な佳乃子の体が見られるから。本当に、綺麗だな。この白い肌に、俺の印をいっぱいつけたい」

「んはぁ……。ああん……。っくう……」

乳房の先端を力強く吸われて、体の疼きが高まっていく。そして、乳房を揉みしだきながら、体のあちらこちらにキスを落とされた。鈍い痛みを感じるほどに、吸い付くようなキスだ。

「佳乃子、腰の動きが遅くなってるよ。手伝ってあげようか?」

「え?」

恍惚とした表情で彼を見ると、お尻を掴まれる。彼の指が食い込むほどに、きつく掴まれた。

「それだと、突きが甘いだろ。もっと、気持ちよくならないと」

「ああん……! んぁ……。ふぅん……」

腰の動きを速くしたのは瞬士のほうで、椅子が動くほどに思いきり肉棒を突いてくる。彼の上で髪を振り乱しながら、同じように腰を振った。

「二回目なのに、締まりがいいな。佳乃子の膣内(なか)が、最高に気持ちいい」

 

「はぁん……。はあ……。はあ……」

先端が奥深くを突いてきて、体の奥から感じていく。いつの間にか、瞬士の太ももは、私の蜜で濡れていた。ギシギシと椅子の音が響くけれど、それに負けないほどに屹立の擦れる音も聞こえてくる。

「佳乃子がいっぱい濡れてるから、いやらしい音も響くよな」

「んふぅ……。恥ずかしいことばっかり、言わないで」

「本当のことだよ。ほら、もっと突かせて」

「ああん……。んふぁ……。ふぅん……」

子宮の壁を突かれて、意識が遠のきそうになる。瞬士は、私の感じるところをよく知っていて、右側ばかりを攻めてきた。

「んはぁ……。ふぅん……。っくう……。ああ、もうだめ……」

「イキそう? それなら、二人で一緒にイッちゃおう」

呼吸を乱した瞬士は、腰の動きを最高に速くする。それに合わせるかのように、私も彼の上で腰を振り続けた。

「あはぁん……。んふぅ……。んぁ……」

「っく……。イク……」

彼のその言葉のあと腰の動きが止まり、そしてゆっくりと屹立が抜かれた──。

 

「今夜は、一時間半分の残業代は付けられないな」

「あたり前だよ。そろそろ、本当に帰ろう」

服を着て、乱れた髪を整え直すと、パソコンをシャットダウンした。瞬士も帰り支度を終えて、鞄を手に取っている。

「それにしても、この中に使用済コンドームが入ってるってのが、なんか抵抗あるよな」

「そ、そんなこと言わないと分からないんだから、いちいち口にしなくてもいいじゃない」

さすがに社内に捨てるわけにもいかず、ティッシュに包んで瞬士の鞄に入れている。しかめっ面をする瞬士に、私はとにかく気恥ずかしい思いでいっぱいだった。

「瞬士、電気消すよ? 早く出て」

「はいはい。じゃあ、鍵は俺が閉めるから」

彼がオフィスの鍵を閉めると、私たちはエレベーターに向かった。

「なあ、佳乃子知ってる? この廊下には防犯カメラないんだって」

「そうなの?」

「ああ。プライバシーがどうのこうのって。だけど、エレベーターにはあるんだよ」

「なるほどね。エレベーターは、カメラあるよね。それは知ってる」

クスクスっと笑いながら、普通の会話をしているのが微笑ましく思えてくる。ついさっきまで、あんな濃厚なセックスをしたあとだとは思えないくらい。

「だから、キスができるのはここまでってこと。エレベーターが来るまで、キスしよう」

「しゅ、瞬士……。んん……」

エレベーターの呼び出しボタンを押した瞬士は、舌を絡めて濃厚なキスをしてくる。あっという間に唇が濡れて、端から唾液がこぼれ落ちた。

「んふ……。んん……」

お互い鞄を床に落とすと、抱きしめ合いながら、口づけを交わす。あんなに体で求め合っても、全然足りないほどに瞬士への愛が溢れていく。もっともっと感じていたい、そう願ってしまった。

「佳乃子……。愛してる……」

「んふぁ……。瞬士、私も……」

彼の右手は、私の胸に伸びてきて、服の上から撫でるように揉んでくる。時折親指で先端を押えられ、小さな快感が体を走った。

「ふぅん……。んはぁ……」

もうそろそろ、エレベーターが開く頃じゃないのか。そうなったら、このキスも胸の愛撫も終わってしまう。もうちょっとだけ……。そう願っていたのに、意に反してエレベーターの到着音が聞こえ、扉が開いた。

だけど、瞬士はまるで私から離れる様子がない。

「瞬士?」

「もうちょっとだけ……。もうちょっと、佳乃子に触れていたい」

私になにも喋らせないかのように唇を塞ぐと、舌を絡ませてくる。それと並行して、彼の胸を揉む力が強く速くなっていった。

「んぁ……。んふぅ……」

瞬士も同じ思いだったことが、とても嬉しい。お互い離れ難くて、強く抱きしめ合いながら、キスを交わしていた。

時々太ももに、彼の硬くなったモノが当たるけれど、この続きはまた別の場所で……。私の新たな疼きも鎮めてほしいから。

明日は、祐馬に勘づかれてしまうだろうか。うなじのキスマークは、絶対に隠しておこう。身も心も瞬士に奪われて、他の人が入り込む隙間なんてない。それは、きっと瞬士だって一緒だから。舞衣にも他の女子社員にも、彼を渡さない。

「佳乃子、今夜うちに泊まらないか?」

糸を引きながら、瞬士は私の口腔内から舌を抜いた。

「でも、そうしたら……。明日は、寝不足で出社だよ?」

「心が満たされていれば、なんとか乗り切れるって。なあ、いいだろ?」

「もう、仕方ないなぁ」

ふふっと笑っていると、瞬士は再度エレベーターのボタンを押した。すると、すぐに扉は開いた。

「そうと決まれば、早く帰らないとな。行こう、佳乃子」

「うん!」

どうやら、続きの場所が決まったみたい。私たちの甘くて濃厚な夜は、まだまだ終わりを見せることはなさそうだ。

 

<END>

 

第8回の連載、ご愛読ありがとうございました!

明日からまた新しい官能小説がスタートするので、ぜひ見てくださいね♡

 

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