「やけに長い打ち合わせだったみたいだな」
残業をしていると、瞬士に声をかけられてドキッとする。咄嗟に辺りを見回すと、瞬士は呆れたようなため息をついた。
「誰もいないよ。とっくに皆帰った。全然気づかなかった?」
「あ、そうなんだ。集中してたから、まったく気づかなかった」
ホッとしながら、パソコンの手を止めて立ち上がる。瞬士も残業なら、ベンダルームで飲み物でも買ってこようかと思ったからだ。
「なあ、佳乃子。お前、祐馬の匂いがするけど」
「え? なに言ってるのよ……」
朝の打ち合わせのとき、たしかに抱きしめられたけれど、それだけで移り香があるものなの? 動揺を隠す私を、瞬士は腕を引っ張り抱き寄せた。
「誤魔化しても分かるから、本当のことを話せ」
顔が至近距離に近づき、胸が高鳴ってくる。嘘をついても仕方ないから、本当のことを話すと、瞬士の顔がみるみる険しくなった。
「ったく、祐馬の思いどおりにさせるかって。なあ、佳乃子」
そう言いながら、瞬士はブラウスの上から胸を鷲掴みにする。そして、ゆっくりと揉みしだいた。
「んふぁ……。瞬士、ここ会社だから」
「会社だからなに? 誰も、来ないよ。それに今、俺嫉妬でいっぱいだから」
胸を揉む力を強めながら、空いている手は、スカートをめくりショーツの中へ侵入してきた。
「はぁん……。もう、瞬士ってば。だめよ……」
小さく抵抗してみせるも、ブラウスまでめくられ、ブラジャーをずらされると、剥き出しになった胸の先端をしゃぶられた。
ショーツの中の手は、茂みをまさぐるように動いていき、蜜口を激しくなぞられる。
「んくぅ……。うふぅん……。んはぁ……」
声を抑えようと手で口を覆うも、まるで意味をなさない。それだけ、彼の愛撫が刺激的で、蜜は溢れんばかりに流れ出ていた。
「相変わらず、感じやすいな。本当は、興奮してるんだろう? オフィスでセックスだなんて、ゾクゾクするよな」
蜜口に瞬士の指は三本入り、くちゅくちゅと音をたてながら、膣内を自由に動いていく。蜜が太ももを伝ったところで、瞬士は顔を茂みに埋めた。温かい舌を、遠慮なく蜜口に押し入れる。そのあと、私の足を開かせて、じゅるじゅると蜜を吸った。
時折、花弁を噛まれ、蕾に舌を這わせられる。力強く舐められて、足が震えてきた。
「んふぅん……。はぁん……。っくう……」
自分のデスクに寄りかかり、体がピクンと跳ねていく。まるで電流が走るように、体の芯から痺れていった。
「佳乃子から匂う、祐馬の香りを消さないとな」
瞬士は立ち上がると、唇を塞いだ。舌を激しく絡められ、お互いの唾液がこぼれていく。
「んぁ……。んんぅ……」
ズボンの上からでも分かるほどに、瞬士の塊が硬く反り上がっている。それが太ももに当たり、私は身震いをした。
「なに? 俺のが当たって反応しちゃった? じゃあ、入れちゃおうか?」
「え……? 本当にするの?」
肩で息をしながら、瞬士を恍惚として見つめる。すると彼は、小さく口角を上げた。
「あたり前。佳乃子のここ、こんなにぐちょぐちょなのに、なにもしないわけにはいかないだろ?」
そう言って瞬士はわざと、指で蜜口の入り口を掻き混ぜる。くちゅっと、粘着音がはっきり聞こえた。
「ほら、デスクに手をついて。俺のほうに見せてよ」
瞬士に言われるがまま、デスクに手をつくと、スカートをまくり上げられる。お尻を突き出す形になり、今さらながら羞恥心が込み上げた。
ここが、毎日働くオフィスだということや、服を中途半端に脱がされているということが、堪らなく恥ずかしい。
ベルトを外す音がしたあと、ファスナーを下ろす音がする。そして程なくして、彼の屹立の先端が、私の太ももに当たった。
瞬士の肉棒も、すでに少し濡れている。それを迷うことなく、私の秘部に押し当てた。
「あん……」
「あれ? まだ入れてないのに、そんなに感じた? 本当、佳乃子はいやらしいな」
瞬士は次の瞬間、ズンっと奥まで屹立を押し込む。バックから挿入されると、より子宮の奥深くまで入り込んだ。
「はぁん……。んふぅ……。んぁ……」
腰を動かされるたび、彼の塊が膣内で擦られる。温かく硬くなったそれに、私は痺れるほどの快感を覚えた。
「っんく……。はあ……。はあ……」
静かなオフィス内には、私の甘ったるい声と、瞬士の乱れた吐息、それに膣が擦られる粘着音が響いている。
「佳乃子、聞こえる? お前のあそこ、ぐちゅぐちゅ音をたててる」
「いやん……。変なこと言わないで。恥ずかしいから……」
バックで突かれるたび、私の体も前後に揺さぶられ、髪が乱れてきた。
「恥ずかしいことじゃないよ。俺に感じてるって、そう言ってくれてて嬉しい……」
瞬士は腰の動きを速めながら、両手で私の胸を鷲掴みにする。そして、指をゆっくり動かして揉み始めた。
「んはぁ……! はぁん……。んふぅ……」
揺れる乳房を、乱暴なほどに揉みしだきながら、背中に吸い付くようなキスを落とす。蜜はとめどなく溢れ、太ももを濡らした。
「佳乃子、今夜はうなじにキスマークつけたから。明日は、アップにしないほうがいいぞ?」
「やん……。瞬士のイジワル……」
「祐馬に邪魔されないためだ」
瞬士は屹立を蜜口付近まで抜くと、押し込むように膣内に挿入する。それを何度か繰り返されて、そのたびに体が跳ねた。
「はぁん……。ふぅん……。んぁぁ……」
「もう、イっちゃいそう? でも、もっと気持ちよくしてあげるよ」
「んはぁ……」
瞬士は挿入したまま、私を自分のほうに向き直らせる。屹立を膣内で器用に動かした彼は、私の右足を持ち上げた。
「やっぱり、お互いの顔を見ながらイクほうがいいだろ? 佳乃子の感じる表情を、もっと見せて」
「や、やぁ……。恥ずかしい……」
ブラウスのボタンを途中まで外され、露わになっている胸にしゃぶりつかれた。その間にも、彼の硬くて大きな棒が、私の子宮を突いていく。
「はぁん……! んはぁ……。うくぅ……」
椅子に寄りかかっているからか、瞬士の腰の動きに合わせて、デスクが軋む音がする。次第に、置いていたペン立てが倒れた。
「しゅ、瞬士。激しい……。んぁ……」
「そりゃあ、祐馬に触れられたんだから、激しくもなるよ。佳乃子は、俺だけのものだ」
瞬士は、私の胸を持ち上げるように掴むと、手のひらを大きく回す。そのたびに胸が揺れた。そして、両方の乳首を指でつまむと、小刻みに動かしてきた。
「んはぁ……。はぁ……。はぁん……」
腰の動きは上下にさらに加速し、それに伴って指の動きも速くなる。先端はつんと尖り、感じていることを堂々と示していた。
「はぅん……。んふぁ……。ふぅん……」
全身痺れるような感覚で、喘ぎ声は大きくなる。瞬士の呼吸も荒くなると、腰の動きを加速した。
「イキそうだ……」
「ふぁ……。んふぅ……。はぁん……」
膣の中で温かいものを感じながら、私たちはお互いに絶頂を迎えた。
<つづく>
次回は3月7日(木)20時に更新!
誰もいない会社で絶頂を迎えた2人。次回はどんな展開に…?
明日もお楽しみに♡
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