Aさんからの相談
わたしは大学1年生で、今まで恋愛経験はないです。
好きかなって思った人がいても、付き合いたいとかよくわからなくて、友達以上の関係に特に興味もありませんでした。
長くなると思うんですが、本題に入る前にちょっと前のお話をさせてください。
高校時代に、音楽高校だったんですが、チェロの男の子(Sくん)がいました。
見た目は暗そうだけど、とても聡明で、静かで、少し面白くて、優しい声の男の子でした。
みんなに人気者…というより、女子が多い音楽科のマスコット的な子でした。
その子と授業でカルテットを組むことになり、4人でよく練習をしました。
練習を通してその子の音楽に対する考え方や面白い性格がとても好きになりました。
もちろんわたしもお友達として好きなんだと思っていました。好きってよくわからなかったので…。
でも卒業式が近づいて、音楽科から早稲田を受けるその子は勉強のため受験期間に1度も学校に来ませんでした。
その時からなんとなく今日もいないなとか、考えるようになったと思います。
卒業式の朝、仲のいいトランペット選考のの女の子と一緒に登校しました。
その子とは随分前からSくんのことについてかわいいかわいいと言い合う仲でした。
その子が、教室に着いてから、わたしにそっと言ったのが、 “わたし、Sくんと付き合ってるの” でした。
わたしは本当にびっくりして…というのはショックってことじゃなくて、Sくんがそうゆう関係を持つような人だと思ってなかったからです。
恋愛？なにそれおいしいの？みたいな大人な子だったし、そのわたしの友達もとても美人でいい子なのですがそんなにSくんのことが好きって知らなかったからです。
その子はどうやらわたしがラインでSくんの話ばかりするので、わたしがSくんのことを好きなんじゃないかと思ったらしくて話してくれたらしいんですけど、その話をされてもわたしはSくんに対して自分がどう思っているのか結局わかりませんでした。
そしてわたしは音楽大学に進学し、同じ学年で年上のRくんというチェロ専攻の男の子に出会いました。
わたしがその子のことを一目で気になった理由は、その子のチェロケースがSくんのチェロケースと同じだったからです。
それで入学式から少し気になる存在でした。
その子は香港人で、在日7年で少しカタコトの日本語がかわいくて、始めは20歳に見えませんでした。
始めはSくんの面影ばかり追いかけて、指先や背丈ばかり見ていましたが、その子はSくんと違ってとてもフレンドリーで、あっという間に沢山の友達に囲まれていました。
音楽史という授業で前後の席になると、よく振り返って話してくれました。
わたしのあひるのポーチがかわいくて授業中ずっと撫でていたり、あくびの真似をしたら優しくデコピンしたりしてきました。
Sくんと似てるっていうだけで気になって友達になったけど、 とても優しくて年上なのにかわいくて、その子に会える木曜日の音楽史がとても楽しみでした。
でもある時からその子がよく授業で一緒にいるほかの女の子と歩いていたりすると、どういう関係なのかな、とか少し気になってきました。
わたしは”恋”がとてもわかりません… Sくんの時も、Rくんも、気になっていても友達以上の関係を想像したり、望んだりしたいのか、自分が一番わからないです。
一度気になったら恋なんですか？ それとも、もっと仲良くなって気づくものなんですか…？
男の子とあまり関わってこなくて、中途半端な友達関係しか知らないわたしには、”気になる”以上の関係が分かりません。
編集部もこの回答
私が自分の”恋心”に気付くきっかけの1つに、”ヤキモチ”があります。
他の女子と話していたり、誰かと仲良いという噂を聞いたりするとモヤモヤした気持ちになって、「私は彼のことが好きなのか！」と気づきます。
だから、AさんのSくんやRくんに抱いている気持ちは、”恋”なんじゃないかな～。
Sくんが他の子と付き合っているという事実を知った時のショックを「Sくんがそうゆう関係を持つような人だと思ってなかったから」と書かれていますが、ヤキモチも少しはあったのではないかな？と。
Sくんと離れた大学に行っても、彼に似た姿を探してしまうのは、その証拠だと思います。
とはいえ、普通に接している人と友達以上の関係になる姿って、なかなか想像できないものだと思います。
付き合ってみないとわからないことって、すごくたくさんあるので。
今の時点で恋かわからないのであれば、少し関係性を進めてみてはどうでしょうか？
2人きりで遊んだり、ちょっとボディタッチをしてみたり…。
そういった中で彼にドキドキしたり、付き合ってみたいという感情が湧いてきたりしたら、その感情に身を任せればいいと思います。
もしやっぱり友達だな～と思ったら、友達に戻ればいいんです！
何もしないで自分の気持ちを確かめないよりも、前に進んでみてハッキリさせた方がいいんじゃないかな。
編集部こいろんの回答
今まで仲良くしていた異性と「恋人」になるという姿はなかなか想像できないですよね。
私は自分に置き換えると「気になる＝恋」とは言えなくて、初めは「気になる＝興味を持つ」くらいの感覚ですかね。（これを人によっては恋と言うのかもしれませんが）
ですが、話を聞いている限り、Aさんの気持ちは恋な気がします！
Rくんを気になった理由が「Sくんのチェロケースと同じだったから」だったり、「Rくんに会える木曜日が楽しみ」「他の女子と歩いているとその関係が気になったりしている」ということは、Sくんに少なからず恋心を抱いているんだと思います。
ですが、今の時点で自分の気持ちがわからないというのであれば、 2人の時間を増やして、もっと関わりを持ってみるといいかもしれません！
一緒にいる中で、本当に好きになって恋と呼べるようになるには、「もっとこの人といたい」「この人が誰かと付き合うのは嫌だ」「もっと触れたい」なんていう気持ちが芽生えるはず。
なので逆にいくら一緒にいても今以上の気持ちが芽生えないとしたら、それは単純に仲の良い友達止まりだということかもしれません。
もっと相手を知ることから始めるのが良いと思いますよ！
男性編集部員の回答
なるほど。友情と恋愛のちがいってなんだろう？と思っちゃうってことですね。
結論から言うと、友情と恋愛感情は、別の感情だと思います。
ひとりの人に対して、深い友情に加えて恋愛感情を持つことはあります。
深い友情だけど、恋愛には至らないケースもある。そして、深い友情がなくても成立しちゃう恋愛感情もある。
簡単に言うと、友情のみ、恋愛感情のみ、友情＋恋愛感情、の3パターンが存在するってことですね。
たとえば、「毎日会って、そのたびにキスできるか？」と自分に問いかけて、それが問題なければ恋愛感情が十分にあると思います。
ここで「毎日会うのは面倒」などと思ってしまうと、 恋愛としてモチベーションが足りていないので、限りなく「ただの友情」に近いと私は思います。
10代なんてまだまだ相手探しの時期ですから、いろいろな恋を経験すればいいと思います。
激しい恋、ドロドロの恋、切ない恋、ほのぼのした恋などなんでも。
恋にお決まりのパターンなどありません。
今回のようにまず恋愛経験をつくることからはじめましょう。
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