【官能小説】快楽ライフ~チャラ男に寝取られた私~-第2話-

官能小説

 

第1話

 

「へーぇ…朝から窓あけっぱでオナニーする人妻が隣人かぁ。—――最高じゃん」

朝方5時半、セフレの家から帰ってきた芝崎弘人(しばさき ひろと)はベランダで煙草を灰皿に押しながらにやりと笑った。

ミディアム程に伸ばされた髪の毛は金色に染められていて、浅黒い肌と鍛えられた体はまさしく男らしいという言葉がふさわしかった。

「引っ越しの時にちらっと見かけたあの人妻が、一人で朝からオナニーするほどエロかったとはなぁ…。エロい人妻…あー響きだけで勃起するわ。絶対俺のモノにしてやる…」

ボクサーパンツを押し上げるように反り立ったペニスを取り出せば、ぼろんと大きくて太く浅黒いペニスが出てきた。

20センチはあるだろうペニスを手でしごくと、すぐに射精感が込み上げてくる。AV男優を仕事にしている事もあって、射精のタイミングをコントロールできるようになったのだ。

「うっ…出る…ッ」

びゅるるるるる―――。どぴゅ、びゅるっ…

引っ越しの時に一度だけ見かけた人妻の乱れる姿を思い浮かべながら、隣との境界線であるパーテーションと呼ばれる壁に精液を飛ばす。

昨日の夜からセフレとセックスをしていたのにも関わらず、出てきた濃くて大量の精液に体を震わせながら舌なめずりした。

「待ってろよ…俺の人妻チャン…」

弘人は楽しそうに笑みを浮かべながら、ペニスをパンツの中に仕舞うと部屋の中に入っていった。

―――――

オナニーをしてから変な罪悪感に包まれた私は、気分を変えるためにランニングに出かけた。

健康と運動のために始めたランニングは、いつの間にか趣味になるまで好きになっていて、走っているといろんな事をリフレッシュする事が出来る。

自宅マンションの目の前には運動公園があるため、ランニングするにはもってこいの場所だと私は思う。

1時間ほど走って家へと戻ってくると、タイミングがいいのか悪いのか隣の部屋の扉が開く。

出てきたのは私よりも15センチ程背の高い、浅黒い肌でがっちりとした体型の金髪の男の人だった。

「—――あ…」

やっぱり男の人だった……

なんとなく気まずくなって目を逸らした私に気づいたその人は、「あ!」と声を上げると早足で近づいてくる。

「おはよーございまーす!あれれ??もしかして隣に住んでる人ですかぁ~?」

「えっ…ぁ、はい…そうです、が……」

間延びした話し方や、いかにも遊んでいそうな見た目に押されながら返事をする。周りにもいなかったし、なんとなく苦手なタイプだ。

「やっぱりーー!あ、俺昨日から隣に引っ越してきた芝崎弘人って言いまーす!これ引っ越しの挨拶!よかったら食べてくださーい!」

持っていた紙袋を押し付けるように差し出してきた男に苦笑いを浮かべながら、断る間もなく受け取ってしまった。

「は、はぁ…」

若そうだし遊んでそうに見えるけど、ちゃんと引っ越しの挨拶をする人なのね…。受け取った紙袋を見つめていた時、視線を感じて顔を上げれば、男の人が私を上から下まで舐めるように見つめていた事に気づく。

まるで品定めをするようにじっくり見られている。なんとなくだけど、やっぱりこの人とは関わらない方がいいかもしれない。

ランニング後で汗ばんだインナーが肌に張り付いていて、つけていた下着が透けて見える事に気づいた私は、両手で急いで胸元を隠した。

「あ、あの…私家事があるので…これですみませんっ!!」

恥ずかしさで顔を真っ赤にした私は男の人――芝崎さんを通り過ぎて部屋に入ろうとした――――。

「おーくさんっ!そんなぱっつんぱっつんの服着てエロい下着透けさせて…誘ってるんじゃないの~?」

「なっ…ちょっ…放してくださいっ…!!なんの事ですか!?

「でっけぇおっぱいぶら下げてさぁ~、セックスしたくてたまんねぇから朝っぱらから窓開けてオナニーしてんだろ?」

「—―っ…!!!!」

聞かれていた…

顔全体に熱が集中したように熱くなったのを感じた。どくどくと心臓が高鳴っていくのと同時に、後ろから抱き着いてきた芝崎さんが腰を摺り寄せてきて、びくんと体が跳ねてしまった。

久しぶりに感じる男の人独特の匂いと、お尻の割れ目にこすり付けられた固い感触に声が出そうになる。

なによりも朝のオナニーを聞かれていたという事実に頭が真っ白になってしまって、どう言い訳しようか思考を巡らせるも、ぐりぐりとこすり付けられるペニスの感触に気が散ってしまって上手く頭が動かない。

「このエロ乳揉まれて、吸われて…奥さんのヤラシイおまんこを激しく突かれるの期待してんだろ?—―ホラ…その証拠に湿って来てるぜ…?」

「ふっ…ぁ…や、っやめてください…っ…私には夫が…いるんです…っあ…」

服の下に手を入れ、ブラジャーをあげて直で揉まれる。

自分で触るのとは比べ物にならない程の快感が襲ってくる。でもそれと同時に込み上げてくるのは、夫じゃない人との行為なんて嫌だという感情だった。

夫を裏切る事は出来ない。他の人となんて絶対に…考えたくもない。

そう頭では思うのに、体は久しぶりの感覚に喜んでしまっていた。

「それが…?その夫に相手にされてないんだろ?だから性欲抑えきれなくて朝からオナニーしてんじゃねーの?」

「っ…!!あああんっ…」

図星を指されたのと同時に乳首を強く引っ張られて、抑えていた声が出てしまった。

朝方とはいえもうほとんどの家の住民が起きている時間帯に、マンションの共通廊下でこんな事をしていたらいつ誰に見られてもおかしくはない。

はっとして口元を手で押さえると、今出る精一杯の力で芝崎さんを押しのけた。

「—―放してっ…」

乱れた呼吸を整えながら、捲し上げられた衣服を直し、涙目で芝崎さんを睨んだ。

しかし、視線の先の本人は私の睨みなんて全く気にしていないのか、いやらしく笑みを浮かべながら舌なめずりをしていて、思わずぞっとしてしまった。

逃げなきゃ…そう思うのに体が動かない。芝崎さんの瞳とオーラのせいかもしれない。

そしてもう一つ…中途半端に触られた私の膣が疼くのだ。

せっかく放れることが出来たのに、芝崎さんがゆっくり近づいてくると腕を掴まれ、芝崎さんの家に引きずり込まれてしまった。

 

<つづく>

 

次回は4月19日(金)20時に更新!

隣の住人である弘人に見られていた愛奈。引きずり込まれて、一体どうなる!?

 

 

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