
初任給が高い企業ってヤバイの?!今時の初任給の実態とは?
大卒の平均初任給は20万円弱
大学卒業の人の初任給のは平均して20万6250円。大学院卒の初任給は22万2998円です。想像以上の少ないですか?それとも多いと感じますか?都内に住んでいると仮定すると、家賃と光熱費を払ったら残りは・・・
一方で初任給が約40万円の企業も
IT企業やベンチャー企業の初任給は平均して10万円以上も一般的な会社から比べると高い傾向にあります。
□ DeNA:38.7万円
□ グリー:35.0万円
□ サイバーエージェント:34.0万円
□ 楽天:30.0万円
□ クックパッド:30.0万円
なんでこんなに初任給に差が出るの?
初任給の設定には幾つかの企業側の狙いや思惑があります。このような差が出るのはなぜでしょうか?
優秀な人材を確保したい
ある程度大きな企業になると優秀な社員を抱えたいので、他よりも良い条件を提示することで、人材の確保をしようとしています。優秀な社員をかこえるのであれば、初任給が少し高くても、企業にとってはその後のリターンが大きくなります。
ブラック企業である可能性も
ブラック企業がとにかく欲しいのが「労働力」です。初任給を高くしてもその分の労働力が得られるのであれば問題ないという考えです。
無名な企業
今は就活は売り手市場となっているために、何が何でも新入社員が欲しい会社は、破格の初任給でもそれが目を引き、就活生が来てくれればいいという考えもあるようです。
初任給より、昇給を見るべき
初任給が高い企業はその後の給与がなかなか増えない…なんてこともよくあります。初任給がどんなに高くても、生涯年収が他の企業よりも大幅に低ければ、それって実はマイナスですよね。昇給が高い会社は1年目は低くても2年目で一気に給与アップ!なんて企業も珍しくありません。
初任給が低い理由は?
入社して何もできない、何も利益をもたらしているわけでもない人の高額な給与を渡すよりも、しっかりと成長してからそれなりの給与をもらったほうがいいと思っている会社は最初はわざと低めに設定したりもしています。
外部への配慮から初任給を低く設定している
大手企業になると株主の意見を取り入れなくてはいけません。高額な初任給を出してしまうと、反発を受けることもあるので、あえて低めに設定している会社も多いようです。
初任給VS昇給
就職の時は、初任給を重視するのか、その後の昇給を重視するのか、果てまた生涯年収を重視するのかなど、お金で考えるととても難しい部分があります。最終的には、自分がやりたいことなどで決めたほうが人生の満足度は高くなるかもしれませんね