
働く妊婦の敵は女性だった!マタハラの40%が同性からの嫌がらせを受けていた
マタハラが社会問題化する中、被害者支援団体に女性から賛否両論が寄せられている。激励がある一方、「同性としていい迷惑」という声や、企業の女性採用への影響を懸念する意見も。" マタハラ "の深刻化には「同性の不理解」も影響している!?
マタハラとは?(マタニティーハラスメント)
パワーハラスメントの一種で、女性が妊娠を告げたことや妊婦であることによって、上司や同僚、職場で嫌がらせやプレッシャーを受けることを指す。妊娠や出産を理由に職場で、降格や退職勧告といった不利益な取り扱いを受けることもある。
マタハラは「男性VS女性」だけではない
被害者団体が「2015年版マタハラ白書」公表。マタハラ被害者らでつくる「マタハラNet」が被害女性186人を対象に調査を実施し、3月にその結果を「2015年版マタハラ白書」として公表。それによると、被害を受けた相手(複数回答)、つまり加害者として次の表のような結果が出た。
マタハラの加害者(複数回答)
直属の男性上司 53%
直属の女性上司 22%
女性の同僚 18%
なんと女性からのマタハラが4割を占める結果に。
実際、マタハラNetに女性からの厳しい意見相次ぐ
5カ月間で活動を批判する“女性から”の声、10件以上も。「マタハラNet」には、2014年10月に「マタハラ訴訟」で最高裁が初判断を下してことをきっかけに、同年7月の団体発足から約5カ月間で、女性を名乗り、活動を批判する声が少なくとも10件以上、寄せられた。
その内容とは
・「妊娠したら今まで通りの仕事ができなくなるのが目に見えてるんだから、異動も降格も当たり前」
・「私の夫の部下は妊娠して突然欠勤し、大変な目に遭いました」
・「女性であることを利用して権利ばかりを主張するのは、同じ女性として恥ずかしい限りです」
・「妊娠したら問答無用で特別扱いすべきだ、と思う人を理解できません」
なぜ女性の上司・同僚からのマタハラ多いのか
『自分にしわ寄せが来る』という怒りの矛先が産休をとる本人に向きがち」「産休や育休をとるときに女性から心ない言葉をかけられるケースは多い。
『自分にしわ寄せが来る』
という同僚らの怒りの矛先は、本来対応を講ずべき主体である企業でなく、休む本人に向きがち」と指摘する。
マタハラ問題が話題に上がって、ある企業では女性社員の雇用をやめた会所もあるのが現状。またせっかく入社した会社もマタハラが原因で辞めなきゃいけないなんてこともある。正直ここまで大々的にテレビなどで報道さてしまうと、さらに少子化が進んでしまうのではないかと思う。